秋の愉しみ。

大好きな秋。

母の畑に咲く、可憐な秋桜。
ほくほくの黄色い栗。
美しく光る秋刀魚。
高い空に、風の見える薄い雲。
金木犀の甘い香り。


あんなに暑かった夏が終わって、秋も深まって。

今年は、贅沢に色とりどりの秋桜の中から白だけ。
可憐で素敵。

この秋は、初めて新米の美味しさに感動して
お米粒の一粒一粒を前よりもっと大事に思えて
そんな新米と、熊本から贅沢にお取り寄せした和栗で
ほくほくの栗ご飯を。


いつもよりも、暖房をつけるのが早くて
この冬は、すごく寒くなりそうだなぁ、、とか
去年ってどうだったっけ?
とか、これからくる冬を想う。

日暮れが早くて
気がついたら、とっぷりと日が暮れて。
「秋の日は釣瓶落とし。」
寒くなってきた夜も、膝掛けをかけたり
暖かい紅茶でほっこりと。。。

この頃のこと。

朝晩の風が、肌寒いと思うときもあるくらい
涼やかになって。
日中は、少し蒸したり、お日様が強いなぁと思う日もあるけれど
空の色も、雲の形も、もうすっかり秋。。。

つい数日間には、十五夜で、まんまるのお月様が眩しいくらいに輝いて
あんなに光っていたら
ウサギの餅つきなんて見えないわねぇ、、と思ったくらい。

ところで、今年初めて知ったのですけれど
十五夜と十三夜、お団子の数が違うって、知ってました?

十五夜は、15個。十三夜は13個。
面白いなぁと。


湿度も少し落ち着いてきたけれど
まだ暑いなぁと思ってしまう時があるから
何かと体を冷やしがち、、
夏の冷えが抜けないまま、秋を迎えて冷たい風に当たると良くないですね。

湯船に入るのを増やして、
お家では、靴下やレッグウォーマーをつけて
冷える季節に向けて、養生していかないとなぁ、、
と、自分に言い聞かせています。笑。


秋晴れの空に、百日紅の花が美しくて
暑い時分から咲いているから、もうそろそろ終わりかなぁと
鮮やかに咲いている百日紅の木々を想うと、少し切ない、、、


少し贅沢をして。。

「すごく大好きな芍薬が入荷するの。」
そう、嬉しそうに話した、うちの花屋。On Flowersの藍ちゃん。

え〜それはなんとも気になるわぁ〜と
私も欲しくなっちゃうわぁ〜なんて思っていたのだけど、、

まぁ、買ってしまいました。

三本?
え〜〜少ない気がする〜〜
五本いっちゃおう。

なんて、少し贅沢を。

芍薬の名前は
「ゴールデンラズベリーローズ」
え〜?
なんだこの盛りだくさんな名前は!!
って、咲いていくお花を見ていて納得。

それはもう、、
美しくって。。。


ふんわりと、大きく開いた花びらは
まさに、ラズベリー


朝と夜でも、わかるくらいに変化していく、、、
美しい芍薬。


もう、、、花開いた時とは、全く別もの、、、


夜、、はらりと。
一枚の花びらが落ちて。

あぁ、終わってしまうのねって。
朝起きたら、、グラデーションの美しい花びらが
棚の上を彩って。

触らないように、、
触らないように、、、(落ちちゃうから)

潔く、散った花びらも
それはそれは美しく、愛しくて。

しばらく、このままで。