桃の節句に合わせて、桃の枝を。。
八重咲きの大ぶりな桃の花、鮮やかな緑の新芽、、
桃の節句というと、思い浮かぶのは蛤のお吸い物。。
貝の殻は他のものとは合わないことから
夫婦和合の象徴とされ、慶事の食材に。
平安時代から行われてきた貝合わせ、
お姫様たちのお遊びと思ったら
かなり大切なものだったようです。
公家や大名家の嫁入り道具に
美しい貝桶や貝が作られ
貝を納めた貝桶は八角形の形をしており二個で一対。
大名家の姫の婚礼調度の中で最も重要な意味を持ち
婚礼行列の際には先頭で運ばれたそうです。
婚礼行列が婚家に到着すると
まず初めに貝桶を新婦側から婚家側に引き渡す
「貝桶渡し」の儀式を、、
嫁入り道具の中でも、
最も重要な意味を持ったという貝桶、、
現在では、人前式で「貝合わせの儀」として
新郎新婦がお互いに貝を持ち
二つの貝殻を一つに合わせ、箱に収める
というセレモニーとして行われるようです、、、
金箔を貼った上に美しい絵柄、、
ため息の出るような細かいお仕事、、、
ぷりぷりの桃の花を眺めながら
お姫様たちの遊びに想いをはせて、、、